メガバスの大人気ルアー「カゲロウ」には、通常のカゲロウとカゲロウ MDがあります。
通常のカゲロウとカゲロウ MDにはどういった違いがあるのでしょうか?
この記事では通常のカゲロウとカゲロウ MDの違いについて紹介していきます。
どういった場面で使い分けているかなども解説しているので参考になれば幸いです。
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カゲロウとカゲロウ MDの違いは?
カゲロウとカゲロウ MDにはどういった違いがあるのでしょうか?
カゲロウとカゲロウ MDの以下の項目について比較してみました!
- サイズ
- 重量
- 飛距離
- レンジ
カゲロウとカゲロウ MDの違いについて紹介していきます。
サイズ
カゲロウ | カゲロウ MD |
---|---|
100F | 98F |
124F | 125F |
上記のように、小さいほうはカゲロウ MDが2mmほど小さく、大きいほうは通常のカゲロウが1mmほど小さくなっています。他にも、通常のカゲロウには155Fというサイズも展開しています。
カゲロウ MD 125Fが1mm大きい理由はリップが大きくなっているだけだそうです。ボディサイズはカゲロウ124Fと同じで下顎のリップが1mmだけ大きいから125mmになっているんですね。
重量
ルアー | 重量 |
---|---|
カゲロウ 100F | 12g |
カゲロウ MD 98F | 12g |
カゲロウ 124F | 22g |
カゲロウ MD 125F | 21g |
カゲロウ100Fとカゲロウ MD 98Fの重量は同じで、カゲロウ124Fとカゲロウ MD 125Fは通常のカゲロウのほうが1gほど重く設計されています。カゲロウとカゲロウ MDはほぼ同じ重量なので、ML〜Mクラスの汎用性の高いロッドであれば、問題なくキャストすることができます。
飛距離
カゲロウとカゲロウ MDの飛距離をざっくりまとめると以下になります。
カゲロウ | 飛距離 |
---|---|
100F | 40m |
MD 98F | 40m |
124F | 40m |
MD 125F | 50m |
カゲロウ100Fとカゲロウ MDの98Fはさほど飛距離が変わらない印象があるので、純粋に潜航レンジの違いで使用することが可能です。また、カゲロウ124Fも同じぐらいの飛距離な印象があります。
一方で、カゲロウ124Fとカゲロウ MDの125Fの飛距離を比べると、カゲロウ MDのほうが飛ぶ印象があります。120mmサイズのカゲロウで飛距離を求めるならカゲロウ MD 125Fがおすすめです。
ただし、飛距離はタックルバランスで変わってくるので、あくまで参考程度の数値になります。4つのルアーを投げ比べてみると、カゲロウ MD 125Fが1番飛ぶのは変わらないと思います。
レンジ
ルアー名 | 潜航レンジ |
---|---|
カゲロウ 100F | 20〜60cm |
カゲロウ MD 98F | 〜80cm |
カゲロウ 124F | 0〜20cm |
カゲロウ MD 125F | 〜80cm |
カゲロウシリーズの潜航レンジはカゲロウ 100Fが20〜60cm、カゲロウ MD 98Fが〜80cm、カゲロウ124Fが0〜20cm、カゲロウ MD 125Fは〜80cmとなっています。
通常のカゲロウは100Fが20〜60cm、124Fは0〜20cmというように潜航レンジが異なります。一方で、カゲロウ MDは98Fと125Fともに〜80cmなので、潜航レンジは同じです。
カゲロウとカゲロウ MDはほぼ同じサイズなので、レンジで使い分けができることがわかりますね。
カゲロウとカゲロウ MDの使い分けは?
カゲロウとカゲロウ MDはどうやって使い分けるべきなのでしょうか?
カゲロウとカゲロウ MDの使い分けは以下になります。
- カゲロウよりも飛距離が欲しい時
- 地形変化のあるポイントを通したい時
- カゲロウよりもアピールを高めたい時
- カゲロウだと流れが早くて浮いてくる時
中でも、明暗の上部からダウン方向にカゲロウを流す時、流速が早いと浮いてくることがあるので、浮き上がりが早いと感じた時にカゲロウ MDを使うことが多いです。
筆者は強風や潮位が高いなどの理由がなければ、通常のカゲロウを使用することが多いです。一方で、流れが早いポイントやブレイクなどの地形変化があるようなポイントではカゲロウ MDを使用するというのが、現時点での使い分け方として考えています。
カゲロウの使い方について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
カゲロウよりも飛距離が欲しい時
カゲロウには重心移動システムの「LBOⅡ」が搭載されているので、そこそこ飛距離が出るように設計されています。ただし、カゲロウ MDと比べると、少し飛距離が劣るのも事実なんです…。
リップ付きのミノーやシンペンでは底を擦ってしまうようなシャローエリアの遠くでボイルをしているような状況でカゲロウ MDを使用することがあります。
ただし、カゲロウ MDは通常のカゲロウよりも潜航レンジが深いので、「カゲロウ MDならギリギリ届くけど底を擦ってしまう」という状況になることも稀にあります。
カゲロウ MDは通常のカゲロウよりも飛距離を出すことができますが、潜航レンジが違うのでシャローエリアの場合は底を擦ってしまうことがある点は注意してくださいね。
地形変化のあるポイントを通す時
カゲロウ MDはブレイクなどの地形変化のあるポイントを通す時に使うことがあります。
地形が変化して土が掘れているようなポイントは、シーバスが居着いて餌を待ち構えていることがあるんです。土が掘れているような地形変化のあるポイントでは、カゲロウ MDでレンジを下げることでシーバスに気づいてもらいやすくなることがあります。
シーバス釣りでポイントの地形変化を事前に知っておくことは、安定して釣果を出すための近道になることがあります。大潮の干潮時に地形変化がないか確認してからポイントに入る人もいるほどです。
いつも行くポイントで地形変化を見つけた時は、カゲロウ MDを投げてみることで、釣果をあげることができるかもしれません。
カゲロウよりもアピールを高めたい時
カゲロウ MDは通常のカゲロウと比べると、リップが大きく設計されています。リップが多く設計されていることで潜航レンジが深くなって、ブリブリ泳ぐのでアピール力も高くなっています。
カゲロウ MDはカゲロウよりもレンジが深いので、ルアーの存在に気づいてもらいやすいのが魅力です。ブリブリ泳ぐという点でもカゲロウ MDはアピール力が高い印象があります。
ただし、レンジが深くてアピール力が高いということは、シーバスが警戒してスレやすいのも事実です。カゲロウ MDは通常のカゲロウと比べてシーバスに気づいてもらいやすいですが、警戒されやすい点は覚えておいてくださいね。
カゲロウだと流れが早くて浮いてくる時
強風時にルアーを流していると、ラインが風に引っ張られてルアーが浮き上がったことはないでしょうか?特にカゲロウなどの水面から30cm前後のレンジを泳ぐルアーは浮き上がりやすいのが実情です。
その点、カゲロウ MDは通常のカゲロウよりも潜航レンジが深いので、風にラインが引っ張られても浮き上がって水面に出てきにくいという魅力があります。特にダウンロクロスに流されると、流速と風でラインが流されて通常のカゲロウだと浮いてくることがありました。
橋脚の明暗上部からダウンクロス方向に流す時に、カゲロウ MDだと浮いてこないので、橋脚の奥まで流し込むことができてシーバスが釣れたことを数回ほど経験しています。通常のカゲロウだと浮いて来てしまうような時は、カゲロウ MDにルアーチェンジすることも検討してみてください。
カゲロウとカゲロウ MDの使い分けまとめ
個人的なカゲロウとカゲロウ MDの使い分けをまとめると以下になります。
- 飛距離が欲しい時は「カゲロウ MD 125F」
- 地形変化のあるポイントを通す時は「カゲロウ MD」
- カゲロウよりもアピール力を高めたい時に使う
- カゲロウだと流れが早くて浮いてくる時に使う
あくまで個人的な使い分けなので、カゲロウ MDがハマるポイントもあるとは思います。
結論として、いつも通りの状況であれば、通常のカゲロウを使用することが多いです。いつもより流れが早い時や飛距離が欲しい状況などでカゲロウ MDを使います。
カゲロウとカゲロウ MDを使い分けて、少しでも多くのシーバスが釣れるようになれば幸いです。
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