ブローウィン140Sよりも色々な場面で使いやすいと評判の「ブローウィン110S」。
ブローウィン110Sで本当にシーバスを釣ることはできるのでしょうか?
結論として、ブローウィン110Sでシーバスを釣ることは可能です。何を投げても釣れない時に「ブローウィン110S」を投げてどうにか1本釣れたのを何度か経験しています。
この記事ではブローウィン110Sの使い方をインプレしていくので参考にしてみてください。
ブローウィン110Sの基本スペック
Length (全長) | 110mm |
Weight (重量) | 14g |
Type (タイプ) | シンキング |
Depth (レンジ) | 70〜100cm |
Hook (フック) | #6×3 |
Price (定価) | 2,365円(税込) |
ブローウィン110Sはブルーブルーさんが発売する11cmのシンキングミノーです。
11cmというスタンダードなサイズなので、河川だけでなく磯やサーフ、港湾などでも使うことができます。また、140Sよりも潜航レンジが浅いので、シャロー帯でも使いやすくなっています。
ブローウィン110Sの基本スペックについて詳しく紹介していきます。
定価
BlueBlueさんが販売しているブローウィン110Sの定価は2,365円(税込)です。
通販サイトを見ると、定額よりも微妙に高いことがあるので注意が必要です。他にも、売れ残っていると思ったら、定価よりも高い値段で販売している中古の釣具屋もあります。
また、定価2,365円(税込)は同じ10〜12cmクラスのミノーの中でも高額です。ブローウィン110Sは買うのが難しくて定価も高いので、根掛かりしにくいポイントで使うようにしましょう。
レンジ
ブローウィン110Sの潜航レンジは70〜100cmです。シンキングミノーなのでキャスト後にウエイトを戻してからカウントダウンする秒数で潜航するレンジが変わってきます。
潜航レンジが100cmのブローウィン140Sと比べて浮き上がりが早いので、ブローウィン110Sのほうが水深の浅い河川でも根掛かりにくく使いやすい印象があります。
ブローウィン110Sはサイズだけでなく、浮き上がりが早い点でも使いやすいのが魅力です。
フックサイズ
ブローウィン110Sは#6のトレブルフックが3つ搭載されています。
#6のトレブルフックが3つ付いているので、実際にシーバスをかけるとバラしにくい印象があります。ただし、#6のトレブルフックは70cm以上のシーバスと無理なファイトをすると、すぐにフックが伸びたり、折れたりする恐れがあるのが注意が必要です。
ブローウィン110Sに搭載されている#6のトレブルフックだと不安な方は、番手の大きいフックを2つ付けることも検討してみてくださいね。
飛距離
ブローウィン110Sはあまり飛距離が出ない印象があります。全く飛距離が出ないということではないのですが、近年発売されている飛距離が出ると評判のルアーと比べると、少し飛距離が落ちる印象です。
ただし、ブローウィン110Sには重心移動構造のタングステンウェイトが搭載されているので、全く飛距離が出ないという訳ではありません。
実際にブローウィン110Sを使用してみると少し飛距離が出ない印象がありますが、釣れないほど飛ばない訳ではないので、使い方次第では釣れるルアーの1つです。
ブローウィン110Sのインプレ:悪かった点
ブローウィン110Sを実際に使ってみて悪かった点は以下になります。
- ルアーの強度が低い
- ウェイトを戻す必要がある
ブローウィン110Sの悪かった点についてインプレしていきます。
ルアーの強度が低い
ブローウィン110Sの悪かった点には「ルアーの強度が低い」というのがあります。
ブローウィン110Sは強度が低いので、橋脚などにぶつけるとリップが折れてしまうことがあるんです。実際に筆者が所有している何匹も釣ったブローウィン110Sはボロボロです。
ただし、ブローウィン110Sは強度が弱い設計で作られているからこそ、良いアクションが出るのも事実です。ルアーにもよりますが、リップが薄いミノーのほうが良いアクションが出る傾向があります。
ブローウィン110Sは強度が弱いからこそ良いアクションが出ますが、すぐにボロボロになってしまう点は購入前に覚えておきましょう。
ウェイトを戻す必要がある
ブローウィン110Sの悪かった点には「ウェイトを戻す必要がある」というのがあります。
ブローウィン110Sには重心移動構造のタングステンウェイトが搭載されているので、着水後にロッドを煽ってウェイトを戻さないと、潜らずに水面で変な泳ぎをしながら帰ってきます。
ウェイトを戻さないとルアーが綺麗に泳がないということは、固定重心のルアーと比べて泳ぎ出しが悪いということです。ブローウィン110Sには重心移動構造のタングステンウェイトが搭載されているので、ロッドを煽ってウェイトを戻す必要があるのは覚えておいてくださいね。
ブローウィン110Sのインプレ:良かった点
ブローウィン110Sを実際に使ってみて良かった点は以下になります。
- 低速域でも綺麗に泳ぐ
- スレた状況で効く時がある
- 水平姿勢を維持しやすい
ブローウィン110Sの良かった点についてインプレしていきます。
低速域でも綺麗に泳ぐ
ブローウィン110Sの代用ルアーとして比較されるのはサイレントアサシン99Sではないでしょうか?
サイレントアサシン99Sは供給量が豊富なので、どこの釣具屋に行っても買えるという点ではブローウィン110Sの代用ルアーとして使われることが多いですよね。
サイレントアサシン99Sと比較すると、ブローウィン110Sはスローリトリーブでも綺麗に泳いでくれます。流れのヨレでふらつきやすいので、パターンに関係なく使える印象があります。
ブローウィン110Sを実際に使用して良かった点は、サイレントアサシン99Sよりも低速域で綺麗に泳いでくれて、流れのヨレでふらつきやすいので、使い方次第では差別化を図れるルアーです。
スレた状況で効く時がある
ブローウィン110Sの良かった点には「スレた状況で効く時がある」というのがあります。シーバス釣りでは目の前でシーバスがボイルしていたり、確実にベイトがいる状況でも全く釣れない時があります。
「何を投げても反応しない」という時に、諦めムードで最後にブローウィン110sを投げたらどうにか1本だけ釣れたということを何度か経験しています。
ブローウィン110Sは何をやっても釣れないような「スレた状況で効く時がある」ルアーです。
水平姿勢を維持しやすい
ブローウィン110Sの良かった点には「水平姿勢を維持しやすい」というのがあります。
レンジにシビアな魚と言われているシーバスが釣れにくくなった理由の1つに「水平姿勢ではないルアーを見切るようになった」というのがあるようです。
その点、シンキングミノーのブローウィン110Sは水平姿勢を維持しやすいのが魅力です。
ブローウィン110Sはピックアップ寸前でも水平姿勢を維持したまま浮き上がってくるので、浮き上がり時にバイトしてくることが何度かあり、回収するまで気の抜けないルアーの1つです。
ブローウィン110Sの使い方
ブローウィン110Sはどういった使い方ができるのでしょうか?
ブローウィン110Sの使い方は以下になります。
- ドリフト
- ジャーキング
ブローウィン110Sの使い方について詳しく解説していきます。
ドリフト
ブローウィン110Sの使い方には「ドリフト」というのがあります。
ドリフトとはキャスト後にルアーをアクションさせながら直線的に引っ張ってくるのではなく、ルアーを流れと同調させてU字の軌道で巻いてくる使い方のことです。
ブローウィン110Sのドリフトはキャストして巻いてアクションするのではなく、アップクロスにキャストして糸ふけを回収するだけ巻くようにしています。流れに同調させる「置いて流す」ような使い方をすることで、ブローウィン110Sで釣果を出せています。
ワンサイズ大きいブローウィン140Sのドリフトはアピール力が高い点というでは優れていますが、水深の浅い河川で使うと根掛かりが多発してしまうことがあるんです。その点、ブローウィン110Sは浮き上がりが早く潜航レンジも浅いので、水深の浅い河川でも使いやすいのが魅力です。
ジャーキング
ブローウィン110Sの使い方には「ジャーキング」というのがあります。ジャーキングとはロッドを煽ってルアーを動かすアクションのことです。
シーバスルアーとして人気のブローウィンシリーズはジャーキングメソッドで有名になったルアーの1つでもあります。先に発売されたブローウィン140Sと同様に、ブローウィン110Sでもジャーキングで釣ることができます。
ブローウィン140Sはロッドを大きく煽ってジャーキングすると綺麗に動きますが、ブローウィン110Sはトゥイッチ気味にティップを動かしても釣ることができます。
ブローウィン110Sのジャーキングは140Sのようにロッドをしっかり煽るのではなく、トゥイッチ気味にチョンチョンとアクションするのがおすすめです。
ブローウィン110Sのインプレまとめ
ブローウィン110Sのインプレをまとめると以下になります。
- ルアーの強度は低め
- ウェイトを戻す必要がある
- 低速域でも綺麗に泳ぐ
- スレた状況で効く時がある
- 水平姿勢を維持しやすい
ブローウィン110Sは強度が弱い印象があるので、橋脚などにぶつけてしまうとすぐにリップが折れてしまうので注意が必要です。また、重心移動構造のタングステンウェイトが搭載されているので、キャスト後はロッドを煽ってウェイトを元に戻す必要があるのは覚えておきましょう。
ブローウィン110Sは低速域でも綺麗に泳いでくれて流れのヨレでふらつきすく、パターンに関係なく使える印象があります。「何を投げても反応しない」という時にブローウィン110Sを投げたらどうにか1本釣れたということを何度か経験しているので、スレた状況で効く時があります。
ブローウィン110Sは入手困難なので、運よく手に入れられたらぜひ使ってみてください。
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